仏教経済研究所の海外援助・協力プログラム

JICA草の根技術協力プロジェクト

バイオトイレ(エコサントイレ)をコヴァラム村に

2007年に南インドタミルナードゥ州コヴァラム村に子どもたちの遊び場をつくっている時、村にはトイレがないという問題が浮かび上がりました。 被差別カーストの集落では80%-90%の家族がトイレがないのです。このため子供や女性たちも仕方なく外で用を足しています。
部落の人達も全員がトイレの問題を痛感しています。そこで私たちは村人の観点に立ったトイレプロジェクトとしてバイオトイレづくりを選びました。

公衆衛生

コヴァラム村には下水施設がありません。村に何戸かはトイレを備えた家がありますが、ピット式のトイレ(土中に穴があいているもの)です。しかし海岸に近く地下水位が高いこの村では地中に掘った穴では地下水を汚染してしまいます。タンク式でも染み出した汚物が近くにある井戸水を汚染してしまいます。コレラ、発熱、下痢、肝炎などにかかりやすいのはこのためです。
これはコヴァラム村だけの問題ではありません。世界で実に26億もの人々がトイレにアクセスできていないのです。
タミルナードゥ州では都市も地方も含めて65%の人の住居にトイレがありません。前被差別カーストの場合、82%の人々がトイレのない生活をしているのです。
コヴァラム村の前被差別カーストの場合、 90%の人達がトイレのない生活をしています。

プロジェクトの取り組み

●JICAプロジェクトでは村の若い世代にリーダーシップトレイニングをおこない村の問題解決ができるような手法を学んでもらいます。
●バイオトイレのモニタリングや公衆衛生について村の人々に学んでもらいます。
●トイレの一部を自分たちでつくれるように、コンクリートの板に鉄筋の代わりに竹筋をいれてつくってみます。技術指導が村に仕事をうみだすことを期待しています。
●村の「顔」をつくるために木を植えて緑道をつくります。女性グループはその管理運営とバイオトイレででてきた有機肥料をつかった家庭菜園を運営できます。
●公衆衛生の充実により、子供たちの疾病率をさげることをめざします。

より詳しいプロジェクト内容はこちら(英語サイト)から >>> http://www.b1b2.org/EcoSan/index.htm

みなさんもいっしょにこのプロジェクトを手伝ってみませんか。

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